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海軍 (小説) : ミニ英和和英辞書
海軍 (小説)[かいぐん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

海軍 : [かいぐん]
 【名詞】navy, Navy
: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 
小説 : [しょうせつ]
 【名詞】 1. novel 2. story 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

海軍 (小説) : ウィキペディア日本語版
海軍 (小説)[かいぐん]

海軍(かいぐん)は、岩田豊雄(筆名・獅子文六)の小説。
==あらすじ==
1919年、鹿児島県鹿児島市下荒田に一つの命が誕生した。11兄弟姉妹の6男、谷真人。
彼は幼少より同い年の牟田口隆夫と親交を温めていた。二人は県立二中に首尾よく入学、中学入学と同時に海軍熱に取り付かれた隆夫の影響で自らも海軍兵学校を目指すべく、軍関係学校を目指すクラス「軍人組」に入る。4年次、海軍兵学校入試を目前に控えて、隆夫の視力低下が判明、隆夫は不合格となる。一方の真人は合格。隆夫はそれでも海軍をあきらめきれず、翌年改めて海軍経理学校を目指すことにした。結局隆夫は再び不合格になり、失意の中、失踪する。真人はそんな親友・隆夫のことが、在学中も、卒業後任官してからも、ずっと気がかりだった。
中学時代に配属将校より教わった「断じて行へば鬼神も之を避く」の考えと、郷土の先人・西郷隆盛による「大西郷主義」を精神的柱とし、家族や恩師による恩情、親友・隆夫との切っても切れない友情、兵学校時代の先輩や同期、後輩との篤き連帯感をかけがえ無きものとして心に秘め、一人前の軍人に成長した真人は、真珠湾攻撃に際して、特殊潜航艇乗組員の一人に選抜される。
一方、海軍を断念し失踪中の隆夫は、得意の絵画の技術を生かし、東京にて鹿児島出身で同じく二中出身の画伯・市来徳次郎の下で見習いをしていた。中学時代からあれほどまでに自らの憧憬の的となっていた海軍から、2度も切ない願望を付き返された反動で、海軍に関係したものを全て避けるようになり、しばらくは風景画や静物画に没頭した。ところがある日、東京湾で軍艦が目に飛び込んできて、隆夫の胸に再び海軍への憧憬が甦り、自分の生きる道を軍艦を描く画家に見出す。しばらくして、東京銀座で隆夫は真人に再会する。二人はお互いに友情を失ってはいなかった。
真人の尽力で海軍省の嘱託となった隆夫は、1941年、真珠湾攻撃の特殊潜航艇の活躍を絵にする機会を得、潜航艇のハッチから若き士官が、双眼鏡で自艇が攻撃して敵艦に命中した様子を確認している構図を想像で描いて、上司に提出した。その後、海軍省発表で真人が戦死したことを知り泣きじゃくる。改めて絵を見ると、実はその士官こそ、真人にそっくりだった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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